富士経済によると、2025年の臨床検査薬市場は前年比1.9%減の4,771億円となる見込みだ。新型コロナウイルスの検査について単価の高い遺伝子検査法から、安価な抗原抗体反応の検査法への移行が続いていることが背景にあると分析する。【八木一平】
抗原抗体反応を利用した検査法としてはイムノクロマト法や免疫クロマト法がある。検体を滴下するだけで10-15分程度で診断結果を判定できることから、診療所などでも多く用いられるようになっている。
同社によると26年以降は、健康診断や検診の受診率向上による生化学検査の増加や呼吸器感染症におけるマルチプレックスPCR検査の浸透などで、
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